なぜ日本人は夏に浴衣を着るのか?

なぜ日本人は夏に浴衣を着るのか?

こんにちは、きものもたはんです。

いよいよ本格的な夏本番!

暑いですね、ほんとに…。

でも、そんな時こそ

「浴衣」の出番なんです!

 

最近は

「浴衣って暑くない?」

「洋服の方が涼しいんじゃない?」

という声も耳にします。

 

でも実は、

“理にかなった夏の装い”として、

昔の人の知恵が詰まっているのが

浴衣なんです。

 

実は、風が通る設計

浴衣に使われる綿や麻素材は

吸湿性が高く、汗をすっと吸ってくれます。

しかも肌から少し離れた生地が

風の通り道をつくってくれるので、

思っている以上に涼しいんです。

特に身八ツ口の空いている女性の浴衣は

男性の浴衣よりも涼しいです。

羨ましい…。

 

締めつけの少ない構造も魅力

ゴムやボタンで締めつけず、

ウエストや首まわりにゆとりがあるのも、

夏に最適な理由のひとつ。

「風をまとう衣服」

と言ってもいいかもしれません。

 

じゃあ、いつから夏に浴衣を着てたの?

ルーツをたどると、

浴衣の原型は平安時代の「湯帷子(ゆかたびら)」

蒸し風呂に入るときに着ていた麻の下着で、

貴族たちの汗取り用でした。

 

江戸時代になると、

湯上がりに着るものとして庶民にも広がり、

木綿の普及で「気軽な“部屋着”として定着

そこから外にも着ていくようになり、

明治・大正時代には「夏の普段着」に。

やがて昭和になると、

お祭り・花火大会の定番アイテムとして

全国に浸透しました。

 

つまり、浴衣は

もともと「汗を吸って、涼しくするため」に生まれた衣服。

外に着て出かけるようになったのは、

実はここ200年くらいの話なんです。

 

もたはんでは、

そんな「昔ながらの知恵」を

現代仕様にアップデートした

浴衣や襦袢をご用意しています。

洗えて、すぐ乾いて、涼しい。

そんなアイテム、あり〼

 

たとえばこちら

「トスコはんの色じゅばん」

https://www.motahan.com/product/6

▶︎ 洗濯機OK。速乾。涼しくて軽い。


「もたはんの浴衣特集」

https://www.motahan.com/product-list/18

▶︎ シャリ感と通気性が自慢。汗ばむ季節の味方に。

 

週末は花火大会や夏祭りも各地で開催。

この時季しか味わえない「夏の装い」を、

ぜひ楽しんでみてください。

それでは、また次回!

夏の着物を、もっと、気持ちよく。

もたはんでした。

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