和装に欠かせない履物「草履」。
皆さんはどれくらいご存知でしょうか?
草履は日本の伝統と深く結びつきながら、
現代ではデザインや機能面でも進化を遂げています。
今回は、草履の種類や選び方からお手入れ方法、
健康との関係、最新トレンド、購入のコツ、
価格帯まで幅広くご紹介します!
初心者の方も長年愛用している方も、
草履の魅力を再発見して頂ければ幸いです!!
「ウレタン草履」と検索して頂くと分かる通り、
まず価格が安価で手に入れやすいというのが
ウレタン草履の利点の一つです。
ウレタン草履は底が軽くクッション性が高いものが
長時間歩いても疲れにくく、
雨にも強いのが特徴です。
豊富なカラバリでコーデが楽しめるうえ、お手入れも簡単。
高品質ウレタン底を採用した質の高いものであれば
抜群のフィット感が魅力です。
欠点を挙げるとすれば
耐久性がそこまで高くないため
数年で劣化してしまうものが多いのが難点です。
一言アドバイス: 雨の日に、一足あると、超便利!
畳表ならではのさらりとした足触り。
天然の畳表であれば
ほのかな畳の香りが心地よく、
汗をかいても蒸れにくいのがポイントです。
天然畳表の草履であれば
丁寧な職人仕事でフォーマルの装いにも映える一足。
使い込むほど足に馴染み、愛着が増すでしょう!
ただ職人の手のものであれば
定期的なメンテナンスも必須!
購入した店舗などに相談して
長く大切に履いて下さい。
海外製の畳表の草履や下駄、
畳表風の草履も数多く作られているので
そこは注意しながら購入しましょう。
最近では海外だから「粗悪品」ではなくなりましたが
購入時に「生産国」などはチェックが必要です。
一言アドバイス:「あこがれの、本畳履きで品格アップ」
華やかな刺繍が装いを格上げ!
着物や帯の柄・色とリンクさせると統一感が生まれます。
鼻緒や草履の台に刺繍された草履などがあり
「刺繍草履」というジャンルが明確にあるわけではないので
刺繍が施された草履と捉えて頂くのがいいでしょう。
草履の「岩佐」さんの「コード刺繍草履」も
一見すると刺繍とは思えませんが刺繍草履です。
個性的な装いにもピッタリの一足ですね。
刺繍の草履は
刺繍の縫製がしっかりしているかが長持ちのカギ。
季節の花モチーフを選ぶと季節感も演出できます。
一言アドバイス: 花や柄、刺繍選んで、世界広がる。
EVA(エチレン酢酸ビニルコポリマー)は
軽量でクッション性に優れ、滑りにくいのが特徴です。
従来のコルク芯の台に、革底という概念を覆し
EVA台に、ゴム底という現代の生活にあった草履を
最初に提案したのが菱屋こと、カレンブロッソさんです。
最初は底を天然のゴム底で作っていましたが
今ではより耐久性の高い
ビブラムソール底を採用しているため
より長く履けるようになりました。
普段使いにはもってこいの草履と言えます!
私自身も長年使っていますが
なかなか痛まないので買い替え時を逸し続けています(笑)
またカレンブロッソさんは取扱店も多く、
直営店まであるという稀有な草履屋さん。
一度お近くの呉服屋さんや直営店を覗いてみて下さい。
きっとお気に入りの一足が見つかるはず!
一言アドバイス: 丈夫でオシャレはカレンブロッソ!
サイズは履き心地を左右する最重要ポイント。
足の実寸+鼻緒のフィット感を要チェック。
かかとが少し出るくらいが美しいとされますが
正直なところ踵が出た状態で
長時間履くと踵が痛くなります。
ここは冷静に痛みが出ない範囲で選びましょう!
一言アドバイス: 迷ったら、少し大きめ、鼻緒でフィット!
台が柔らかなウレタンやEVAなら衝撃を吸収。
軽さも相まって長時間歩行が楽になります。
鼻緒は布やクッション入りが足当たり◎
一言アドバイス: 長時間履くなら、軽いが正義!
フォーマルには淡色や金銀系で上品に。
カジュアルなら鮮やか色や遊び心ある柄で個性を演出。
和洋ミックスコーデならモダンな足形草履が活躍します。
バッグと色味を合わせると統一感アップ。
一言アドバイス: TPO、知ってる上で、個性出そう!
ここからは草履のお手入れ方法をご紹介!
日々履く方は毎日は難しいので
片付ける際や汚れてきたなと感じたら
定期的に行って下さい!
まず一般的なお草履であれば
柔らか布(メガネ拭きなど)でホコリを取り除きましょう!
本畳は乾拭き、ウレタンや合皮は固く絞った布で軽く拭きます。
濡れたら陰干しでしっかり乾燥させましょう!
基本草履は湿気に弱いので
乾燥させておくのが鉄則です。
アドバイス
帰宅後の、そのひと拭きが、愛情表現。
基本的に直射日光・高温多湿を避けて保管。
箱にしまうのであれば
箱に防湿紙を敷き
鼻緒が潰れないよう紙を詰めると◎
着物と一緒で長期間着用しない場合にも
半年に一度は風通しを。
一言アドバイス: 草履の天敵、それは「湿気」
どうしても着なきゃいけない日に限って雨。
そんな日に履くとどうしても
泥や汚れがついてしまうもの。
ついてしまった場合には
泥は濡らしてしまうと汚れが広がるので
乾かしてブラシで優しく除去。
液体汚れはすぐに乾いた布で押さえ拭き。
シミが落ちない時は専門店へすぐに相談しましょう!
一言アドバイス: 早めのケアが草履を救う。
一般的に草履は
かかとを少し出す位置で履き
鼻緒は軽く挟む程度とされてきました。
ただし現代人の足は
クッション製の高い靴を履き慣れているため
踵を出したような履き方は
長時間の着用には向いていません。
足がちょうど乗るくらいのサイズがオススメです。
歩き方としては
草履全体を滑らせるように歩くと脱げにくく安定します。
背筋が自然と伸び、美しい所作に。
現代の人は早歩き、大股歩きの人が多いので
最初は動きづらく感じるかもしれませんが
丁寧な所作が美しさを増します。
一言アドバイス: 着物はゆっくり歩くだけでも美しい。
フラットな底でバランスを取るため、
体幹が鍛えられるとされています。
結果として姿勢改善や足裏筋力アップも期待。
鼻緒を足の指で挟むので
足指の筋力もアップし
足裏のアーチの改善にも効果的です。
足形草履なら小指まで乗るので
より安定感が高まり、負荷も軽減。
アドバイス: 視線を前に、背筋を伸ばして歩くと効果UP!
ち江すさんの花緒下駄「オクトパス」
22,000円
(税込: 24,200円)
チロリアンテープのカレンブロッソ「チロル菱」黒地
チロリアンテープのカレンブロッソ「チロル菱」緑地
チロリアンテープのカレンブロッソ「タイニーブロッサム」赤
チロリアンテープのカレンブロッソ「タイニーブロッサム」黄
七宝レースの足型カレンブロッソ【グレイ】雪駄
19,800円
(税込: 21,780円)
七宝レースの足型カレンブロッソ【青】
七宝レースの足型カレンブロッソ【赤】
七宝レースの足型カレンブロッソ【黒】
菜の花レースのカレンブロッソ
ち江すさんの花緒下駄「さんご」水浅葱
ち江すさんの花緒下駄「つばさ」
ち江すさんの花緒下駄「くじら」
ち江すさんの花緒下駄「いちご」
ち江すさんの花緒下駄「妖精」
ち江すさんの花緒下駄「さんご」ターコイズブルー
チロリアンテープのカレンブロッソ「雪七宝」
〒910-0806 福井県福井市高木町14−2
営業時間:10:00〜19:00
定休日:水曜日
TEL:0776-54-1376(受付は10:00〜19:00)
FAX:0776-54-0258
交通のご案内:JR福井駅より車で15分
1913年創業。着物専門店として、着物の着方教室からお手入れまで、幅広く対応しております。
お問い合わせはこちら
草履の種類・選び方・お手入れ完全ガイド
和装に欠かせない履物「草履」。
皆さんはどれくらいご存知でしょうか?
草履は日本の伝統と深く結びつきながら、
現代ではデザインや機能面でも進化を遂げています。
今回は、草履の種類や選び方からお手入れ方法、
健康との関係、最新トレンド、購入のコツ、
価格帯まで幅広くご紹介します!
初心者の方も長年愛用している方も、
草履の魅力を再発見して頂ければ幸いです!!
草履の種類と特徴
ウレタン草履の利点
「ウレタン草履」と検索して頂くと分かる通り、
まず価格が安価で手に入れやすいというのが
ウレタン草履の利点の一つです。
ウレタン草履は底が軽くクッション性が高いものが
長時間歩いても疲れにくく、
雨にも強いのが特徴です。
豊富なカラバリでコーデが楽しめるうえ、お手入れも簡単。
高品質ウレタン底を採用した質の高いものであれば
抜群のフィット感が魅力です。
欠点を挙げるとすれば
耐久性がそこまで高くないため
数年で劣化してしまうものが多いのが難点です。
一言アドバイス: 雨の日に、一足あると、超便利!
本畳草履の魅力
畳表ならではのさらりとした足触り。
天然の畳表であれば
ほのかな畳の香りが心地よく、
汗をかいても蒸れにくいのがポイントです。
天然畳表の草履であれば
丁寧な職人仕事でフォーマルの装いにも映える一足。
使い込むほど足に馴染み、愛着が増すでしょう!
ただ職人の手のものであれば
定期的なメンテナンスも必須!
購入した店舗などに相談して
長く大切に履いて下さい。
海外製の畳表の草履や下駄、
畳表風の草履も数多く作られているので
そこは注意しながら購入しましょう。
最近では海外だから「粗悪品」ではなくなりましたが
購入時に「生産国」などはチェックが必要です。
一言アドバイス:「あこがれの、本畳履きで品格アップ」
刺繍草履の選び方
華やかな刺繍が装いを格上げ!
着物や帯の柄・色とリンクさせると統一感が生まれます。
鼻緒や草履の台に刺繍された草履などがあり
「刺繍草履」というジャンルが明確にあるわけではないので
刺繍が施された草履と捉えて頂くのがいいでしょう。
草履の「岩佐」さんの「コード刺繍草履」も
一見すると刺繍とは思えませんが刺繍草履です。
個性的な装いにもピッタリの一足ですね。
刺繍の草履は
刺繍の縫製がしっかりしているかが長持ちのカギ。
季節の花モチーフを選ぶと季節感も演出できます。
一言アドバイス: 花や柄、刺繍選んで、世界広がる。
EVAの草履とは
EVA(エチレン酢酸ビニルコポリマー)は
軽量でクッション性に優れ、滑りにくいのが特徴です。
従来のコルク芯の台に、革底という概念を覆し
EVA台に、ゴム底という現代の生活にあった草履を
最初に提案したのが菱屋こと、カレンブロッソさんです。
最初は底を天然のゴム底で作っていましたが
今ではより耐久性の高い
ビブラムソール底を採用しているため
より長く履けるようになりました。
普段使いにはもってこいの草履と言えます!
私自身も長年使っていますが
なかなか痛まないので買い替え時を逸し続けています(笑)
またカレンブロッソさんは取扱店も多く、
直営店まであるという稀有な草履屋さん。
一度お近くの呉服屋さんや直営店を覗いてみて下さい。
きっとお気に入りの一足が見つかるはず!
一言アドバイス: 丈夫でオシャレはカレンブロッソ!
草履の選び方
足に合ったサイズの見つけ方
サイズは履き心地を左右する最重要ポイント。
足の実寸+鼻緒のフィット感を要チェック。
かかとが少し出るくらいが美しいとされますが
正直なところ踵が出た状態で
長時間履くと踵が痛くなります。
ここは冷静に痛みが出ない範囲で選びましょう!
一言アドバイス: 迷ったら、少し大きめ、鼻緒でフィット!
歩きやすさを考えた素材選び
台が柔らかなウレタンやEVAなら衝撃を吸収。
軽さも相まって長時間歩行が楽になります。
鼻緒は布やクッション入りが足当たり◎
一言アドバイス: 長時間履くなら、軽いが正義!
シーンに適したデザイン
フォーマルには淡色や金銀系で上品に。
カジュアルなら鮮やか色や遊び心ある柄で個性を演出。
和洋ミックスコーデならモダンな足形草履が活躍します。
バッグと色味を合わせると統一感アップ。
一言アドバイス: TPO、知ってる上で、個性出そう!
草履のお手入れと管理
草履のお手入れ方法
ここからは草履のお手入れ方法をご紹介!
日々履く方は毎日は難しいので
片付ける際や汚れてきたなと感じたら
定期的に行って下さい!
まず一般的なお草履であれば
柔らか布(メガネ拭きなど)でホコリを取り除きましょう!
本畳は乾拭き、ウレタンや合皮は固く絞った布で軽く拭きます。
濡れたら陰干しでしっかり乾燥させましょう!
基本草履は湿気に弱いので
乾燥させておくのが鉄則です。
アドバイス
帰宅後の、そのひと拭きが、愛情表現。
長持ちさせるための保管法
基本的に直射日光・高温多湿を避けて保管。
箱にしまうのであれば
箱に防湿紙を敷き
鼻緒が潰れないよう紙を詰めると◎
着物と一緒で長期間着用しない場合にも
半年に一度は風通しを。
一言アドバイス: 草履の天敵、それは「湿気」
汚れがついた時の対処法
どうしても着なきゃいけない日に限って雨。
そんな日に履くとどうしても
泥や汚れがついてしまうもの。
ついてしまった場合には
泥は濡らしてしまうと汚れが広がるので
乾かしてブラシで優しく除去。
液体汚れはすぐに乾いた布で押さえ拭き。
シミが落ちない時は専門店へすぐに相談しましょう!
一言アドバイス: 早めのケアが草履を救う。
草履と健康
正しい履き方とその効果
一般的に草履は
かかとを少し出す位置で履き
鼻緒は軽く挟む程度とされてきました。
ただし現代人の足は
クッション製の高い靴を履き慣れているため
踵を出したような履き方は
長時間の着用には向いていません。
足がちょうど乗るくらいのサイズがオススメです。
歩き方としては
草履全体を滑らせるように歩くと脱げにくく安定します。
背筋が自然と伸び、美しい所作に。
現代の人は早歩き、大股歩きの人が多いので
最初は動きづらく感じるかもしれませんが
丁寧な所作が美しさを増します。
一言アドバイス: 着物はゆっくり歩くだけでも美しい。
草履がもたらす姿勢改善
フラットな底でバランスを取るため、
体幹が鍛えられるとされています。
結果として姿勢改善や足裏筋力アップも期待。
鼻緒を足の指で挟むので
足指の筋力もアップし
足裏のアーチの改善にも効果的です。
足形草履なら小指まで乗るので
より安定感が高まり、負荷も軽減。
アドバイス: 視線を前に、背筋を伸ばして歩くと効果UP!