洋服と着物どちらがお得?

 

断然着物です。普段着の着物の場合は特にそう言えます。

 

1.コストパフォーマンス

 今の時代、ついつい考えてしまうのは「コスパ」。出来るだけ安く買って長く使いたい。価格に見合った働きをして欲しい。そう考えるのが一般的です。

 でも、着物って高いし、お手入れにもお金かかりそうだしと、コスパとはかけ離れた存在だと思われているのが現状。

 ユニクロなど機能性抜群なのに安価なファストファッションや、ダイソーなど何でも100円で手に入ってしまう時代です。着物の高そうなイメージは余計に際立ってしまいます。

 そこで実際着物の、特に普段着着物の値段を考えると、普段着着物の代表格である木綿の着物は自分のサイズに仕立て上がって3~4万円ほどです。

 この値段だけみると「結構高いな」と感じますが、着物は短く見積もっても10年、いや20年、いやもっと着れます。

 そうすると3万円で買った着物を10年着たとして1年あたり3,000円です。長い目で見るとそう高い買い物ではありません。

 むしろ、流行に左右されやすい洋服と比べれば、20代で買った着物やお婆ちゃんの着物がまだ着れるように、断然長く着れる。10,000円で買ったワンピースの賞味期限は長くて23年。

 そう考えると、着物のコストパフォーマンスは洋服よりいいと思います。

 

⒉サイズ

 年齢が進むにつれ、体重もウエストもなぜかだんだん測りたくなくなっていく。これは男女関係なく人類すべてが早急に解決すべき最大の謎であり、神秘です(笑)

 これを書いている当の本人も、23歳の頃は身長179㎝体重62㎏だったのが、10年で身長は変わらずに体重68㎏へと成長を遂げました。

 言うまでもなく当時買った15,000円ほどした細身のチノパンは「いつかまた会う日まで」とどこかのタンスにしまわれたままです(涙)

 しかし!当時修行先の呉服屋で人生最初の大きな買い物として買った「大島紬」これはもちろん当時の体型に合わせて仕立てた訳ですが、今でも難なく着ることができます。

 むしろ当時細身だった私にいくばくかの貫禄がプラスされより馴染んでいます。

 これがまさに着物の素晴らしいところで、年を重ねても「身幅」というウエスト周りの調節で、体型の違った10年前のサイズでも問題なかったりするのです。

 これも結果として、着物が長く着てもらえる理由になります。もちろん、体型を維持できればそれに越したことはないのですが(笑)

 

3.デザイン性

 「コスパ」の部分でも触れましたが、着物が長く着れる理由の一つは流行に左右されにくいデザイン性にあるといえます。

 「七宝文様」や「矢羽根文様」などから、「縞(しま)」や「格子」などシンプルで飽きのこない柄、どれも時代を超えて愛される柄です。

 デザインは変えずに色や大きさをその時その時でアレンジしながら着物に使っています。デザインの流行は回るので、ここ10年ほどは大正時代の銘仙柄などが「かわいい」とまた流行っていたりします。

 もちろん洋服の流行も回るのですが、よほどいい洋服でない限り、お婆ちゃんの着ていた洋服は着れないのではないでしょうか?

 

4.耐久性

 「コスパ」でも触れましたが、着物が高いのは、使われる糸へのこだわりや染色方法へのこだわりなどが挙げられます。

 「どんな人が着るのか」「着た時の着心地はどうなのか」そんなこだわりがあるから、着心地の良さや肌触りの良さを感じることができるんだと思います。

 そういう事を考えている職人さん達は皆イキイキとしています。

 

まとめ

 以上、呉服屋目線からではありますが、洋服と着物どちらがお得?をあえて比べてみるとこれだけのお得さがあります。

 逆に着物に比べて洋服のお得さをあげると、手に入れ易さ、洗濯のし易さ、気軽さ、安価などいろいろとありますが、何かにつけて楽そうなので「こんなに楽しちゃっていいのかな?」という罪悪感みたいなものを感じてしまいます(笑)

 ただ何でも慣れなので、日々着ていると着物も楽になってきますし、やっぱり長い目で見た時の「お得さ」は着物の方があるのかなと思います。

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