きものサローネへのご来場ありがとうございました!
きものサローネ2025閉幕から4日。
ようやく気持ちも身体も戻ってきました。
あまりの人の多さ、そして熱気に当てられて、
福井に戻ってからはしばらく呆然としておりましたが、
ようやく元のペースを取り戻してまいりました。
おかげさまでサローネでの2日間は、
予想をいい意味で、そして大きく裏切られ、
ブースへの来場は過去最高となりました。
「今回は角地じゃないけど大丈夫かな」
「準備が思うように進まなかった」
「そろそろ飽きられているのではないか」
そんな不安をすべて吹き飛ばしてくれたのは、お客様でした。
初日の朝一番、
いつもお世話になっているお客様が駆けつけてくださり、
その姿にまず勇気づけられました。

そして間髪入れず、まさかの北陸チームから——
tontonのきよみさんが!!!
驚きすぎて、思わず涙が出てしまいました(笑)
それぐらい自分でも不安だったのだと
その時に気づきました。
4回目の出展ということもあり、
年に一度、サローネだけでお会いできる方も多く、
「同窓会みたいでいいですね」と言っていただきました。
願わくば、もう少しゆっくりお話ししたかったのですが、
次々とお客様がいらっしゃり、
途中で失礼してしまった方には申し訳なく思っています。
チケットプレゼント企画で当選された方も、
惜しくも落選された方までもが声をかけてくださり、
本当にありがたかったです。
「近いけれど一度も行ったことがなく、背中を押してもらいました」
そんなお声も多く、はじめてのサローネをお手伝いできたことが
何よりうれしく感じました。

東京まで新幹線で約3時間。
金額にして約1万5千円。
1か月前の早割でも1万円弱かかる距離にある、もたはん。
それでも私たちが年に一度、この東京に出てくる意味を
改めて教えてくれたサローネとなりました。
もたはんのブース、そして何より
きものサローネにご来場いただいた
すべての着物ファンの皆さま、本当にありがとうございました。
加えてこの場を借りて、
サローネ関係者の皆さま、
そしてもたはんのものづくりを支えてくださる
メーカー・職人の皆さまへ感謝申し上げます。
【「アタラシイ」に逢いにいく。】
というサローネのコンセプトのもと、
今年も実行委員長を務められた
あづまやきものひろばの柴川さん。

ご自身のお店を切り盛りしながら、
これほどの規模のイベントを年に一度とはいえ
動かし続けるのは本当にすごいことです。
身近にいる呉服屋の先輩として、
心から尊敬しています。お疲れさまでした。
サローネを支える皆様のおかげで、
私たちはお客様と出会えています。
また、今回のサローネに向けて
干支の手ぬぐいを染めてくださった
喜多屋商店さん、丸久商店さん。
その手ぬぐい半幅帯をはじめ、
もたはんの縫製を支えてくださるラポージェさん。
日々紐を作ってくださるとともに、
帯締めに関する知識を惜しみなく教えてくださる
渡敬さん。
柄足袋をギリギリで間に合わせていただいた
美津菱足袋さん。
そして綿縮緬の辻ヶ花復刻にあたりご尽力くださった
ひでや工房さん。
どのピースが欠けても、いまのもたはんは存在しません。
心から感謝申し上げます。
最後に、来年もこの場所に戻ってこられるよう、
また一歩ずつ頑張っていこうと、
片付けの進む会場を後にしました。
次回のきものサローネは
2026年10月11日(土)・12日(日)。
少し早い開催となりますが、
また皆さまとお会いできる日を心より楽しみにしております。

また来年、東京でお会いできるその日まで。
日々の暮らしの中で、
きものがもっと面白くなるように——。
これからも、もたはんをどうぞよろしくお願いいたします。
サローネにて発表した
もたはんの「アタラシイ」につきましては
明日7日(金)より順次リリース予定です!
お楽しみに!


