丸久商店さんの浴衣｜東京注染 ｜綿紅梅「雪に柳」

東京・丸久商店が手掛ける注染浴衣反物「雪に柳」

濃い鼠色の地に、墨の濃淡でしなやかな柳の枝を描き、

そこへ淡雪のような白い斑点を散らしました。

遠目には静謐、近くで見ると雪が蛍のように瞬く幻想的な一反です。

巾は約38cm、長さは約12m。

綿紅梅ならではのさらりとした肌離れで盛夏も快適にまとえます。

デザインの魅力

流れる縦ラインが身幅をすっきり見せ、

揺れる枝に重なる白の点描が動きをプラス。

帯の色に合わせて雪にも蛍にも見え方が変わる遊び心ある柄行きです。

柳は古来「厄を払う木」ともされ、

涼やかさと縁起を兼ね備えたモチーフ。

素材と着心地

生地は綿100％の綿紅梅。

細かな凹凸が肌との接地面を減らし、

汗ばむ季節でもベタつかず軽やかです。

注染の裏表なく染まる特性で、

袖口や裾の返りまで美しく発色します。

着こなしのヒント

白や銀系の帯で雪景色を際立たせれば涼感アップ。

墨黒や深緑を合わせると柳の枝が引き立ち、

シックな装いに。

差し色の赤小物で蛍を思わせる艶を添えるのもおすすめです。

お手入れ

ご自宅で手洗い、またはネットに入れて弱水流で単独洗いが可能です。

脱水後は形を整えて陰干しし、タンブラー乾燥は避けてください。

染めたては色移りの恐れがあるため、淡色との重ね着にはご注意を。

ご購入前に

＊モニター環境により実物と色味が異なる場合がございます。

＊手染めのため、かすれ・色ムラ・寸法差が一点ごとに異なります。

＊生産終了につき再入荷未定。気になる方はお早めに、もたはんLINEからお気軽にお問い合わせください。

雪と柳が織りなす静かな詩情を、真夏の街でさらりと纏ってみませんか。

東京注染の「丸久商店」

丸久商店さんは

明治三十二年、日本橋堀留町にて創業した注染問屋です。

注染とは明治時代に生まれた染色技法。

主に浴衣や手拭に使われ、人々の暮らしと共にありました。

その当時の“営み”を現代に伝えているのが

丸久商店さんです。

現在は５代目の斉藤美紗子さんがご夫妻で

古いようで新しく

新しいようでノスタルジックな

温かみのある浴衣や手ぬぐいを作っています。

もたはんの手ぬぐい半幅帯「うさぎ更紗」も

丸久商店さんの手ぬぐいから作っています。

お仕立てについて

単衣のお仕立てとなります。

お仕立て代に加えて

【水通し代(※1)・綿ローン居敷当代(※2)】

が込みになっております。

衿はバチ衿でお作りさせて頂きます。

広衿ご希望の方は備考欄にご記入下さい。

縫製はご家庭でのお洗濯にも強いミシンと手縫い併用の国内縫製です。

※1…水通し

　水通しは、着物に仕立てる前に生地を水に一昼夜浸して

　生地を縮ませる工程です。

　縮ませることでご家庭で洗濯しても、縮みが軽減されます。

　全く縮まなくなるわけではありませんが、必ず水通しはした方がいいです。

※2…綿ローン居敷当

　綿ローン広巾にてお付けいたします。